Beautiful Days

君と見る世界はあまりにもきれいで

「トラさん〜僕が猫になったワケ〜」ややネタバレあり感想

どーも!!行ってきました!!

トラさん!!

 

もう1週間ほど経ってますけど、ちゃんと公開日翌日の土曜日に行ってきました!!!金土日が大事ですからね!!!映画は!!!

さて、8:15というめっちゃ早い回しか行けなかった結果、当日寝坊してほぼノーメイクで乗り込んだのですが、涙でメイク崩れまくるところだったのでちょうどよかったです。

これから見に行く人はアイライン、マスカラあたりに注意だよ!!あとタオルとティシュは必須!!(タオルの装着が遅くて終わって立ち上がった時襟ぐりがめちゃくちゃ冷たくなってた人)

 

原作も読んだので、映画、原作共に若干のネタバレを含みつつ、映画の感想を書きたいと思います!

ネタバレ踏みたくない人はここから先は読まないでね!!!とりあえずめっちゃよかったのでまだ見てない人は是非!!映画見て!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まずはトラさんのあらすじを。

 

売れない漫画家・高畑寿々男(北山)は妻・奈津子(多部)と娘・実優(平澤)と明るく楽しく暮らしている。しかし仕事はさっぱりで奈津子がパートで稼いだお金をギャンブルに使い、適当な生活を送っている。ある日家計から持ち出したお金で寿々男は競輪で大当たり。その帰り道、風で飛ばされたお金を拾おうとして交通事故に遭い、あっけなく死んでしまう。あの世の関所で裁判長(バカリズム)から言い渡された判決はー「執行猶予1ヶ月。これまでの愚かな人生を挽回してください。但し、猫の姿でーーー」

もともと猫が大好きな実優に無事拾われ高畑家で飼われることに。奈津子のお腹に赤ちゃんがいることが発覚したことをきっかけに2人の本心を知ったトラさんは奈津美と実優のために残したいものがあることに気づく…。

[映画パンフのstoryを要約]

 

という感じです!だいたい原作と同じ話の流れでした。(パンフ裏話とか内容めっちゃいいからオススメ)

 

原作との大きな違いは

・原作は1年の猶予であるのに対して映画は1ヶ月

・寿々男に対する対応が奈津子と実優とが反対になっている(原作は奈津子の方がツンデレで、実優は激甘だけど、映画は実優が反抗期でツンツン、奈津子は甘々という印象だった)

・店長、実優の友達などのエピソードはカット

・映画のホワイティストは多分トラさんと同じ元人間

・最後人間に戻れる時間が原作は24時間であるのに対し、映画は一晩

・実優の将来の姿が映画では描かれている

 

短い時間に収めるための工夫程度で良い変更点だったのでは?と思いました。妻と子供の件も、私個人としては現代の子供って原作の実優ちゃんみたいなピュアで純粋な子あまりいないのでよりリアリティを感じたかな…?私は良かったと思う。

 

他にもライバル漫画家(要潤)がいたり、寿々男の母は登場しなかったり細々とした変更はあるものの、私が原作を読んで泣いた場面や印象的だったセリフはわりとそのまま使われていて嬉しかった〜原作ファンも楽しめる作品では…??

 

私が1番ぐっときたシーンは奈津子が「スーちゃんが大好きって言ってくれたから私も私を好きになれた。もっと大好きって言えばよかった」と今まで笑顔で過ごしていた奈津子が泣き崩れるシーン。

原作でもここでボロッボロに泣いたのですが、映画でもボロッボロに泣きました。

多部さんの演技が素晴らしい…!!

 

この映画は主役の衣装が猫スーツというリアリティのないビジュアルで話が進んで行くのですが、遺族の日常や感情はすごくリアリティがあって、大切な人を亡くした経験がある人にはかなり突き刺さると思う。

個人的には私の祖父が借金まみれで周りに迷惑かけまくりなタイプの人でして、亡くなった時、みんなの前では「はよ死んでくれてよかった」と笑っていた祖母がお葬式後に私と2人きりになった時に泣き崩れたのを思い出してもうダメでしたね…

気丈に振る舞っていても、ずっとそばにいた人が居なくなるのは辛い。もっと周りの人を大事にしなきゃなとあの時感じたことを思い出しました。

 

そして人が死んでも淡々と忙しなく日常は過ぎ去って行き、でもぽっかりと何かが抜け落ちたような感覚をカレンダーのめくり忘れで表現しているところなど、リアルで細かな描写がとてもよかった。

 

そして泣けるだけではなくクスッと笑えるシーンも散りばめられてましたね!!

私が個人的に笑ったのはライバル漫画家要潤のシーン。テレビでチェンバロ弾いてたり(なぜチェンバロ)瓦割りしてたり(漫画関係ねぇ)病気で休業したり扱いが雑!!! 話変わるけどうどん県副知事要潤さん、うどん県一ヶ所しか上映されてないんやで…増やして…

あとトラさんの段ボールのサイズ感や走るシーンでめっちゃカチカチ足音鳴ってる所とかシュールでじわりましたね。まあネコスーツのシーン常にシュールなんだけど笑

 

この作品、猫スーツの印象が強いので、着ぐるみジャニーズ映画(?)と思われがちだと思うんですけど、家族愛をリアルに描いた素敵な作品でした。マジ感動作!!!ひさびさに泣いた!!トラ泣きした!!食わず嫌いせずにたくさんの人に見てもらいたい!!!全然まとまってないけど、とりあえず言いたいことは

みんな!!!!トラさん🐯見に行こう!!!!!

 

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